| DIニュース 平成17年 5月 | ||||||||||||||||
| 1.院内採用医薬品に関するお知らせ | ||||||||||||||||
| ・ノボヘパリン注について(持田) | ||||||||||||||||
| ラベルの裏面からも規格単位が確認出来るように表示が追加になります。 | ||||||||||||||||
| ・アルツディスポについて(科研) | ||||||||||||||||
| 平成17年5月12日付けで、効能・効果に「慢性関節リウマチにおける膝関節痛」が追加になりました。 | ||||||||||||||||
| これにより、スベニールディスポの適応疾患と全く同様に使用することができます。 | ||||||||||||||||
| ・スベニールディスポについて(中外) | ||||||||||||||||
| 貯法が冷所保存から室温保存へ変更になります。これに伴い、箱包装サイズが変更になります。 | ||||||||||||||||
| (6月で期限切れになる薬剤) | ||||||||||||||||
| ブスコパン錠、マイザー軟膏、大塚食塩注10% | ||||||||||||||||
| 2.新規発売のPRを受けた医薬品 | ||||||||||||||||
| ・プログラフカプセル(アステラス) | ||||||||||||||||
| 関節リウマチの既存治療で効果不充分な場合に限って使用できる免疫抑制剤。 | ||||||||||||||||
| ・ガスター注射液(アステラス) | ||||||||||||||||
| 現在のガスター注は、凍結乾燥製剤ですが、液注製剤が発売になります。 | ||||||||||||||||
| ・ハルナールD錠(アステラス) | ||||||||||||||||
| カプセル剤から錠剤への剤型変更タイプ。 | ||||||||||||||||
| ・プロレナール錠(大日本) | ||||||||||||||||
| 経口プロスタグランジンE1誘導体製剤。腰部脊柱管狭窄症などへの適応。 | ||||||||||||||||
| ・ペンニードル32Gテーパー | ||||||||||||||||
| ペンニードルの32Gタイプ。現在使用の30G、31Gは製造中止の予定で、以後32Gへ切り替え。 | ||||||||||||||||
| 3.添付文書改訂の連絡があった薬剤 | ||||||||||||||||
| ・ガナトン錠(アボットジャパン) | ||||||||||||||||
| 再審査が終了し、副作用の項目に追記があります。 | ||||||||||||||||
| 再審査終了時:市販後の使用成績調査における安全性評価対象例5913例中、副作用は74例104件に | ||||||||||||||||
| 認められ、その主なものは下痢(13件)、腹痛(8件)、便秘(8件)、AST上昇(8件)、ALT上昇(8件)等 | ||||||||||||||||
| であった。 | ||||||||||||||||
| ・ランデル錠(ゼリア新薬) | ||||||||||||||||
| 相互作用のうち併用注意に追記あり:タクロリムス;タクロリムスの血中濃度上昇による症状が現れる・・・ | ||||||||||||||||
| ・ペントシリン注射用(富山化学) | ||||||||||||||||
| 使用上の注意に追記あり:本剤の投与により侵襲性アスペルギルス症の診断に用いられる血清中アスペ | ||||||||||||||||
| ルギルス抗原(ガラクトマンナン)の検査では、偽陽性を呈することがあるので、注意すること。 | ||||||||||||||||
| 4.医薬品の適応外投与の具体例 | ||||||||||||||||
| 石川県医師会より調査票が届きましたので、報告します。 | ||||||||||||||||
| ・低分子デキストランL(ステロイド・ビタミンB1との併用) | ||||||||||||||||
| (適応症)外傷・骨折等およびショック時の末梢血行改善 | ||||||||||||||||
| (適応外投与)頚髄症や頚髄神経根症に伴う上肢末梢血行の改善(金沢医科大・東田名誉教授) | ||||||||||||||||
| ・モービック・モーラステープ | ||||||||||||||||
| (適応症)慢性疾患 | ||||||||||||||||
| (適応外投与)急性疾患→NsaidsやCox−2阻害剤はすべて有効 | ||||||||||||||||
| ・ペンレス | ||||||||||||||||
| (適応症)静脈留置針穿刺時 | ||||||||||||||||
| (適応外投与)関節内注射や造影剤使用の検査時→鎮痛作用 | ||||||||||||||||
| ・パルクス、リプル | ||||||||||||||||
| (適応症)慢性動脈閉塞症 | ||||||||||||||||
| (適応外投与)馬尾及び脊椎神経根の血流改善→強力な血管拡張作用 | ||||||||||||||||
| ・ソルメドロール | ||||||||||||||||
| (適応症)急性循環不全、急性脊髄損傷 | ||||||||||||||||
| (適応外投与)手術を含めた脊髄損傷による浮腫 | ||||||||||||||||
| *Topic | ||||||||||||||||
| ・ワーファリン錠との相互作用 | ||||||||||||||||
| 薬効分類 | 本剤の作用が増強することがある | 本剤の作用が減弱することがある | ||||||||||||||
| 催眠鎮静剤 | 抱水クロラール、トリクロホスナトリウム | バルビツール酸誘導体(フェノバール) | ||||||||||||||
| 抗てんかん剤 | バルプロ酸ナトリウム(デパケン)、 ヒダントイン系製剤(アレビアチン) |
カルバマゼピン、プリミドン | ||||||||||||||
| 解熱鎮痛剤 | アスピリン(バファリン)、アセトアミノフェン(アンヒバ、カロナール)、イブプロフェン(ブルフェン)、インドメタシン(インフリーS、IDP)、ケトプロフェン(オルヂスSR、カピステン、モーラス、ミルタックス)、サリチル酸系、ジフルニサル、スリンダク、トルメチン、ピロキシカム、フェニルブタゾン、フェノプロフェン、ブコローム、フルルビプロフェン(アドフィード、ヤクバン、フルルバン)、メフェナム酸(ポンタール)など | |||||||||||||||
| 精神神経用剤 | 塩酸メチルフェニデート、三環系抗うつ剤(アナフラニール、アモキサン)、パロキセチン(パキシル)、マレイン酸フルボキサミン(デプロメール)、モノアミン酸化酵素阻害剤 | |||||||||||||||
| 不整脈用剤 | アミオダロン、塩酸プロパフェノン、硫酸キニジン | |||||||||||||||
| 利尿剤 | エタクリン酸 | |||||||||||||||
| 高脂血症用剤 | シンバスタチン(リポバス)、デキストラン硫酸ナトリウム、フィブラート系製剤(リピディル)、フルバスタチンナトリウム(メバロチン) | コレスチラミン | ||||||||||||||
| 消化性潰瘍用剤 | オメプラゾール(オメプラール)、シメチジン(タガメット) | |||||||||||||||
| ホルモン剤 | 抗甲状腺製剤(メルカゾール)、甲状腺製剤(チラーヂンS)、ダナゾール、蛋白同化ステロイド | 副腎皮質ホルモン | ||||||||||||||
| 痔疾用剤 | トリベノシド | |||||||||||||||
| 抗血栓剤 | ヘパリン・低分子ヘパリンなど、プロテインC、バトロキソピン、ウロキナーゼ、t−PA製剤、イコサペント酸エチル(エパデール)、塩酸サルポグレラート(アンプラーグ)、塩酸チクロピジン(パナルジン)、オザグレルナトリウム(カタクロット)、シロスタゾール、ベラプロストナトリウム(プロサイリン)、リマプロストアルファデクス(オパルモン)など | |||||||||||||||
| 痛風治療剤 | アロプリノール(ザイロリック)、スルフィンピラゾン、プロベネシド、ベンズブロマロン(ユリノーム) | |||||||||||||||
| 酵素製剤 | プロナーゼ、ブロメライン | |||||||||||||||
| 糖尿病用剤 | スルフォニル尿素系製剤(クロルプロパミド、トルブタミドなど)(グリミクロン、ダオニール、アマリール) | |||||||||||||||
| 抗腫瘍剤 | アザチオプリン、クエン酸タモキシフェン、クエン酸トレミフェン、ゲフィチニブ、フルオロウラシル系製剤(カペシタビン、テガフール、フルオロウラシルなど)及びその配合剤、フルタミド、メシル酸イマチニブ、メルカプトプリン | アザチオプリン、メルカプトプリン | ||||||||||||||
| 抗生物質製剤 | アミノグリコシド系、クロラムフェニコール系、セフェム系、テトラサイクリン系、ペニシリン系、マクロライド系 | グリセオフルビン、リファンピシリン | ||||||||||||||
| 化学療法剤 | アミノサリチル酸類、イソニアジド、キノロン系(塩酸シプロフロキサシン、オフロキサシン、ナリジクス酸、ノルフロキサシン、レボフロキサシンなど)、サルファ剤 | |||||||||||||||
| 抗真菌剤 | イトコラナゾール(イトリゾール)、フルコナゾール(ジフルカン)、ミコナゾール | |||||||||||||||
| 抗ウイルス剤 | HIVプロテアーゼ阻害剤(アンプレナビル、サキナビル、メシル酸サキナビル、メシル酸デラピルジン、リトナビルなど) | |||||||||||||||
| 抗原虫剤 | キニーネ、メトロニダゾール | |||||||||||||||
| その他の医薬品 | アルガトロバン、イプリフラボン、インターフェロン、塩酸オザグレル、グルカゴン、ザフィルルカスト、シサプリド、ジスルフィラム、トラニラスト | ビタミンK含有製剤 | ||||||||||||||
| 飲食物 | アルコール | アルコール、セイヨウオトギソウ含有食品、納豆、クロレラ食品 | ||||||||||||||
| ・エンブレルの適正使用のために | ||||||||||||||||
| 1)はじめに | ||||||||||||||||
| エンブレル(エタネルセプト)は、腫瘍壊死因子(TNF)の可溶性レセプターが生体内でTNFの作用を抑 | ||||||||||||||||
| 制する役割を果たしていることに着目し、開発された完全ヒト型可溶性TNFα/LTaレセプター製剤です。 | ||||||||||||||||
| 日本においては、2005年1月に抗リウマチ剤として承認を受けました。 | ||||||||||||||||
| 2)投与開始前の患者スクリーニング | ||||||||||||||||
| 禁忌:@敗血症またはそのリスクを有する患者 A重篤な感染症の患者 B活動性結核の患者 C本剤 | ||||||||||||||||
| の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 D脱髄疾患(多発性硬化症など)及びその既往歴の | ||||||||||||||||
| ある患者 Eうっ血性心不全の患者 | ||||||||||||||||
| 慎重投与:@感染症の患者または感染症が疑われる患者 A結核の既感染者 B易感染症の状態に | ||||||||||||||||
| ある患者 C脱髄疾患が疑われる徴候を有する患者及び家族歴のある患者 D重篤な血液疾 | ||||||||||||||||
| 患(汎血球減少、再生不良性貧血など)の患者又はその既往を有する患者 E高齢者 | ||||||||||||||||
| その他の注意すべき患者:@サラゾスルファピリジンを服用中の患者 A妊婦・産婦・授乳婦 B小児等 | ||||||||||||||||
| C生ワクチンの接種を希望する患者 | ||||||||||||||||
| 3)適用上の注意 | ||||||||||||||||
| 投与経路:皮下注射 | ||||||||||||||||
| 注射部位:上腕部、腹部、大腿部 | ||||||||||||||||
| 投与中の注意すべき症状:風邪っぽい、発疹、疲れ易い・だるい、皮膚のかゆみ、口内炎など | ||||||||||||||||
| 4)副作用 | ||||||||||||||||
| @注射部位反応(44.8%):注射部位の紅斑・出血・皮膚炎 | ||||||||||||||||
| A感染症(68.3%) | ||||||||||||||||
| 重大な副作用 | ||||||||||||||||
| @敗血症、肺炎(ニューモシスティス・カリニ肺炎を含む)、真菌感染症などの日和見感染症 | ||||||||||||||||
| A結核 B重篤なアレルギー反応 C重篤な血液障害 D脱髄疾患 E間質性肺炎 F抗dsDNA抗体 | ||||||||||||||||
| の陽性化を伴うループス様症候群 | ||||||||||||||||
| その他の注意すべき疾患 | ||||||||||||||||
| @悪性腫瘍 | ||||||||||||||||
| 5)自己注射について | ||||||||||||||||
| @最低一ヶ月、通院によるエンブレル25mg週2回投与による治療を受け、DAS28EULAR改善基準で | ||||||||||||||||
| 中等度以上が認められていること。DAS28の改善が認められていない場合は、全般改善度において、有 | ||||||||||||||||
| 効以上の改善を認め、さらにステロイド減量基準を充たすこと。 | ||||||||||||||||
| A患者さんが自己注射での治療を希望していること。 | ||||||||||||||||
| B患者さんもしくは家族が、医師または看護師による本剤の自己注射に関する十分な指導を受け、医師が | ||||||||||||||||
| 自己注射可能と判断した場合。 | ||||||||||||||||
| C患者さんが自己注射のリスクとベネフィットを正しく理解し、「自己注射移行の同意書」に署名すること。 | ||||||||||||||||
| D自己注射移行後は以下の基本的条件を満たすこと。 | ||||||||||||||||
| @)自己注射移行後、2週間に1回必ず通院し診察を受けること。 | ||||||||||||||||
| A)患者さんもしくは家族が、患者手帳中のエンブレル日記を確実に記載できること。 | ||||||||||||||||
| B)患者さんもしくは家族が、適切に自己注射を実施継続できること。 | ||||||||||||||||
| 6)効能・効果 | ||||||||||||||||
| 関節リウマチ(既存治療で効果不充分な場合に限る) | ||||||||||||||||
| 注意事項:過去の治療において、非ステロイド性抗炎症剤および他の抗リウマチ治療薬などによる適切な | ||||||||||||||||
| 治療を行っても、疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること。 | ||||||||||||||||
| 7)用法・用量 | ||||||||||||||||
| 本剤を日本薬局方注射用水1mlで溶解し、通常、成人にはエタネルセプト(遺伝子組換え)として、 | ||||||||||||||||
| 10〜25mgを1日1回、週に2回、皮下注射する。 | ||||||||||||||||